マンガ論

授業コード 受講区分 学科 授業期間 履修年次 単位 担当者
206501   教養 後期 1・2・3・4 2 竹内 長武

授業の主題(テーマ)
マンガの表現を理解する

授業の目標(講義概要)
マンガは日常生活のなかにあふれかえっている。マンガを原作としたドラマも数多い。いったいなぜマンガにそんな魅力があるのか。その魅力の一端に、マンガ独自の表現技法が関わっていることは明らかだろう。コマがあり、吹き出しが使われ、擬音が多用される。また、独自のキャラクターやコマ展開が行われる。その他もろもろの技法が駆使されて、マンガというメディアが成り立っているのだ。
本授業では、そうした〈表現〉にこだわってみたい。マンガ家は誌面をどのように構成するのか。手塚治虫、萩尾望都、安野モヨコ、あだち充、美内すずえ、松本大洋、樹村みのりなどの作品を具体的にとりあげ、マンガ表現の細部と全体に目配りしたい。

授業計画
第1回 マンガの表現とは(授業のねらい)
第2回 コマと吹き出し
第3回 擬音とキャラクター設定
第4回 読者を作品に引き込む手法 1
第5回 読者を作品に引き込む手法 2 
     第6回 読者を作品に引き込む手法 3
第7回 イメージが連続する表現
第8回 作品のなかの時間設定
第9回 物語展開への言葉の関わり
第10回 コマとコマのつなぎ方
第11回 驚きの身ぶり・手の身ぶり
第12回 マンガ表現技法の発展史
第13回 参考文献紹介

評価方法
出席と試験(テキスト持込み可)による総合評価。

テキスト
竹内オサム著 『マンガ表現の解体学』 (筑摩書房)

備考